ジブリの世界を彷彿させる【御釜】

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ジブリの世界を彷彿させる【御釜】

2021.07.31
もくじ

・「御釜」とは?
・楽しみ方
・アクセス方法
・その他
・まとめ

「御釜」とは?

御釜は蔵王を代表する有名観光地標高は1674メートルほどで国定公園に指定されています。
蔵王連峰周辺の稜線、雲海、朝焼け、夕焼けの空のグラデーション、きれいな御釜のエメラルドグリーンなど
日本にいながらジブリの世界観を彷彿とさせる、ここでしか見ることのできない絶景が楽しめます。
蔵王温泉からは、車を使えば40分程度で行くことができますよ^^
御釜は火山湖で、鎌倉時代(1182年)に火山が噴火。
その後1820年頃に地下からの湧き水や雨、雪解け水が集まり、現在のような姿になりました。

湖の水はPH3.5の酸性がある為、蔵王温泉街を流れている川と同様にエメラルドグリーンに見えると言われています。
強酸性の水は多くの生物にとって毒になるため、魚や生き物が生息できないようです。

また季節や時間、気象、気温など、さまざまな条件により湖水の色が変化することから
「五色沼(ごしきぬま)」とも呼ばれています。

・御釜の楽しみ方

・展望台からの絶景
天候が変わりやすく御釜がガスがかかり見えない可能性がありますのでご注意ください。

・満天の星空
周囲が蔵王連峰に囲まれているため夜には満点の星空や流れ星、
月が出ない日には天の川を見ることができます。
御釜と星空が一緒に撮れるため、多くのカメラマンが訪れますよ。

夜になると夏でも冷えますので、温かい格好でお楽しみください。


・暁登山
御釜で朝一番の太陽を浴びるため、深夜の暗いうちから御釜の頂上を目指し登山をします。
暗い中歩いた後に見る雲海や朝日の新鮮なエネルギーが、より達成感や感動を感じることができますよ。

蔵王で開催するイベントや各山岳イベントへご参加ください。
※開催しない場合もございます。

・高山植物の嬢王「コマクサ」(見頃:7月下旬から8月ごろ)
厳しい条件下の中でも逞しく小さくも可憐な花を咲かせます。

東北では岩手山・秋田駒ヶ岳・蔵王連峰の3つの山でしか見れない孤高の花です。

「コマクサ」
・刈田峰神社
昔の修験の目的地。御釜を見下ろす位置にある神社です。


・蔵王山頂レストハウスでの昼食
ゆっくりと観光した後は腹ごしらえ。
御釜にちなんだボリューミーでサクサクの「釜カツ丼」が人気。
窓際の席に座ることができれば、御釜を見ながらのお食事が楽しめます。

トイレだけの利用や売店、軽食も楽しめるので気軽にふらっと立ち寄ることもできますよ。

営業時間9:00~16:30




正面からの御釜

夕焼けのグラデーション
西日と御釜
刈田峰駐車場からの雲海

・御釜への行き方

蔵王温泉街からの主なアクセス方法は4つ①路線バス
引用:アクセス | 山形県 蔵王温泉観光協会 
蔵王温泉経由の山形駅発着のバス。
1日1往復となりますのでご注意ください。



②登山
・ 蔵王ロープウェイ(山麓)→乗り換え→蔵王ロープウェイ(山麓)→地蔵山頂駅着
→地蔵山→ワサ小屋跡→熊野岳→御釜(刈田岳)
〈所要時間:ロープウエイ約17分、徒歩約90分〉

地蔵山頂までロープウエイで行くことができるので
なだらかな道が続き比較的初心者でも登りやすいコースとなっております。

雄大な自然を満喫し、自分の足で登った山の景色は絶景ですよ。

詳しいルートはこちら③車〈蔵王エコーライン→蔵王ハイライン(有料道路
「蔵王エコーライン」とは山形県と宮城県を繋ぐ山岳道路。
「蔵王ハイライン」とは蔵王エコーラインから分岐した御釜へ行くための有料道路。

どちらの道路も冬季全面閉鎖で
季節により夜間閉鎖も行われます。事前に調べてからご利用ください。


エコーラインについての詳しい情報はこちら。
ハイラインについての詳しい情報はこちら④車〈蔵王エコーライン→蔵王刈田リフト
蔵王刈田リフト
営業期間:4月下旬〜11月上旬
営業時間:平日9:00~15:00  
        土・日9:00~15:30

一人乗りリフトで楽に景色や風を感じながら
御釜の頂上へ行くことができますよ。

蔵王刈田リフトについて詳しい情報はこちら

・その他の楽しみ方

蔵王エコーライン
エコーラインの開通後、ゴールデンウイークごろまでの期間限定で見ることができる雪の壁。
高いところでは約10メートルほどあり、人間の何倍もの高さの壁を感じることができます。
そびえたつ迫力をお楽しみください。
夏は新緑の緑、秋は紅葉とそれぞれ季節の色を楽しむことができますよ。

・御田の神湿原
蔵王高原刈田駐車場から徒歩5分でつく湿地には木道が整備されていて
春から秋にかけて様々な高山植物を楽しむことができるお散歩コースがあります山形坊平高原
トレッキングやキャンプ、バードウォッチ、グランドや体育館、トレーニング場と
膨大な敷地にたくさんの機能がぎゅっと閉じ込めています。


まとめ

大自然のエネルギーを全身で感じることができ、夏は避暑地にも最適な御釜。
山形市内から日帰りで楽しめるのもいいところですよね。

ロープウエイを使えば比較的登りやすい登山道ですが
天候が変わりやすいので登山用の靴を履き、雨具や防寒具、十分な水分を持っていくなどの装備をしてから登ってくださいね。

また、御釜は火山湖なので異常がある場合はすぐに避難してください。

御釜を鑑賞したあとは汗や疲れをとるため
温泉を入りに蔵王温泉へ遊びに来てくださいね^^

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